あわててお葬式を頼む前に利用したい終活セミナー

お葬式について正面から考えることを避けていると、いざその時がきた場合にその場の流れに委ねてしまい、理想の半分もかなえられなかった、ということにもなりかねません。終活という言葉が注目される以前から、行政書士事務所や司法書士事務所などでは定期的に終活にむけたセミナーや講座を開いています。話題の中心は遺産相続や財産分与で、実際の相続の場面で発生したトラブルを具体的な事例として紹介しつつ、今後起こり得る終活におけるトラブルへの対処法を解説しています。

遺産相続は財産を均等に分ければ充分だと思われているかもしれませんが、その考えは少しばかり平和的すぎるかもしれません。故人の生前から家族間で緊密なコミュニケーションがはかられ、遺言書にも家族それぞれの意向がまんべんなく反映されているのであればとくに問題はありませんが、実際はそのような家族ばかりではなく、遺産相続の場ではじめて顔を合わせる、というケースも決して少なくありません。何よりも重要なのは、生きているうちから相続の理想形について家族とよく話し合っておくことで、その部分を曖昧にしておくといざその時になって家族の思惑がすれ違い、無用のトラブルを引き起こしかねません。

終活セミナーや講座などに参加することで、来るべき遺産相続にそなえて今どんなことを準備しておくべきかということが具体的に把握できるようになります。また、セミナーには同じ状況にある大勢の人たちが参加しています。お葬式のことで悩んでいるのは自分だけじゃないと思えることで、暗く考えがちな終活についてもポジティブにとらえることができ、今、できることを前向きに考えられるようになります。