仏教とキリスト教の違いからお葬式の本質を探る

仏教において、僧侶と住職は正式には区別されています。 僧侶と住職の違いを理解するには、お寺を会社と比較すると分かりやすいです。住職はつまり、会社の社長のようなものです。お寺は宗教法人であるため営利活動はしませんが、お布施の管理や本山との連絡など、寺院をスムーズに管理できるように事業を運営しています。住職が社長なら、僧侶は従業員です。仏教系の大学に入学したすべての人は僧侶と呼ばれ、日常の訓練と交流が主要な日課です。僧侶になるために必要な資格はなく、多くの寺院は世襲制のシステムをとっています。世襲制ではない寺院では、本山から推薦された高僧が住職として迎えられます。現代の寺院は会社のようなもので、毎月固定給のかたちで僧侶にお布施を配分しています。ビジネスという表現は正しくないかもしれませんが、仏教やお葬式もまた、時代の流れと無関係ではいられないのかもしれません。

仏教についてわかったところで、仏教以外の宗教に注目しましょう。仏教の対極にある宗教としてよく比較されるキリスト教。仏教とキリスト教の違いの本質は、多神教と一神教の違いに集約されています。一神教のキリスト教では、この世界のすべてが神によって創造されたと考えられています。それが、キリスト教がアニミズムを禁止し、進化論を否定する理由です。一方、多神教の仏教には多くの神??仏があります。豊かな果実、平和の神などを人間に近づけることによって、神を相対化しています。

仏教では、自然は神よりも高い位置にあります。仏教では自然を支配する神さえも、自然を消滅させるのに充分な力は与えられていません。仏教とキリスト教の違いを深く理解することによって、お葬式のスタイルの違いの意味について知ることにもつながります。